曲目

鵜飼(うかい)

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Ukai

ストーリー

甲斐の国、石和川(いさわがわ)ほとりの堂へ泊まろうとする僧の前へ、鵜使いの老人が現れます。話すうち、数年前にもこの地で僧が接待を受けた老人とわかります。老人は禁猟の場所を犯した罪で殺され、僧の眼前の自分はその霊であるといいます。そして後生を弔う条件に鵜飼の様を再現して消えてゆきました。

僧は河原の石に法華経を書き弔うと、地獄の鬼が現れ、鵜使いが成仏したことを伝えるのでした。三卑賎の中では最も残忍さが少なく、むしろ法華の功徳を称える曲であるといえます。

解 説

この能は三卑賎物(「鵜飼」「善知鳥」「阿漕」)の一つで殺生を戒める曲ですが、それより鵜使いの「面白い業」が主眼になっていると言えます。持っている松明を自分のことを語るときは火を薄暗く消し、鵜を使う時は振りたて灯して僧に詳しく見せる所など、とても悔いているとは思えません(笑)。

まぁ後シテの閻魔大王が「あの鵜使いは成仏した」と言ってますから。それと僧も日蓮上人という説もありその功徳にもよるのでしょうネ。

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