梅若家の歴史
History of the Umewaka family
684年
光明皇后(奈良時代:聖武天皇の皇后)の異父兄 橘諸兄に始まる
888年
その後9世:梅津氏の元祖である兵頭友時が橘の家紋を用いていた
1416年
梅若が猿楽で演能(仙洞御所にて)
1422年
梅若猿楽に室町幕府第14代征夷大将軍の足利義持が参り、梅若が出演(仙洞御所にて)
1481年
梅若大夫景久が後土御門天皇の前で能を舞い、若いのによく舞ったと評価され「若」を賜り、これより「梅津」から「梅若」姓となる(宮中にて)
1582年
織田信長が梅若大夫の能を観覧。終了後、金子を与える
1603年
梅若九郎右衛門氏盛が徳川家康将軍宣下祝賀能で「翁」の千歳をつとめる
1610年
梅若猿楽演能を徳川家康が観能(駿府浅間にて)徳川家康が江戸城本丸での催能を仰せつけ梅若大夫「翁」をつとめる。島津睦奥守を招いての振舞
1611年
家康主催の演能に出演(二条城にて)江戸城での謡初
1612年
駿府で演能
1615年
徳川家康に召され、家康より能装束一具を拝領
1623年
第3代徳川家光将軍宣下祝賀能で「翁」の千歳をつとめる
1828年
初世 梅若実(亀次郎)誕生
1858年
第14代徳川家茂将軍宣下御大礼御能で千歳をつとめる
1868年
梅若実の長男万三郎誕生
1876年
岩倉具視邸宅にて明治天皇らの行幸で「土蜘蛛」ほかつとめる
1878年
岩倉具視より御所での舞台開設の相談を受ける竹世誕生
1894年
オーストリアのオペラ歌手ミニ・ホーク招待能で演能この時の各曲英文解説が初めて海外に招待された文章となる
1899年
梅若別会能を徳川慶喜が観能
1934年
皇太子殿下御降誕奉祝能を舞う
1964年
初世梅若実の子孫、初世万三郎の曾孫である梅若基徳誕生
1967年
基徳、3才で初舞台
2014年
基徳ロサンゼルス公演においてアメリカのメイフラワー号の奇跡を題材にした新曲能「五月花」を作成・上演し、「ロサンゼルス名誉市民」号を授与される
2017年
兵庫県西宮に「西宮能楽堂」を開館。
以降梅若基徳についてはProfileへ