曲目

龍田(たつた)

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Tatsuta

ストーリー

日本全国に経を納める為旅する僧が、奈良より河内に向かう途中、龍田川を渡ろうとすると、一人の巫女に咎められます。「龍田川 紅葉乱れて流るめり 渡らば錦 中や絶えなん」というので、それは秋の歌であり、今は薄氷が張る冬であるから許して欲しいと僧が返すと、

「龍田川 紅葉を閉ずる薄氷 氷渡らば 中や絶えなん」と、別の道を案内し、龍田明神へと誘います。冬なのに紅葉しているのを不思議に思う僧に、紅葉はご神木であり、自分は龍田姫の神霊であると告げ、明神の縁起を語り、紅葉を愛でて神楽を舞います。

解 説

この能の「みどころ」を説明するのはちょっと難しいですネェ

まァ僕の勉強不足と言ってしまえばそれまでなんですけど・・・

劇的なストーリー展開、どうしても『龍田姫』じゃなくっちゃ!もあまりなく、とても能的な「なんとなく紅葉もいいかな? で、作ってみました」ってところが。でもこれも能の素晴らしさではないかと思います。

シテがワキに言う「龍田川を心せず渡ってはいけませんよ」ってのが、僕に「龍田を心せず舞ってはいけませんよ」と言われているような・・・勉強しておきます・・・(失笑)

紅葉葉散り飛び舞う神楽の美しさを堪能していただければと思います。

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