曲目

仲光(なかみつ)

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Nakamitsu

ストーリー

多田満仲(ツレ)は一子美女丸(子方)を学問の為に中山寺へ預けていたが、武勇の稽古ばかりで学問をしないので家臣藤原仲光(シテ)を迎えに行かせる。父の前にて美女丸は経も読めず、管弦も歌も出来ず、怒った満仲は斬り捨てようとするのを仲光が制止するが、ならば代わって討つことを命令される。

主君の子は討てないと困り果てた仲光だが、仲光の子幸寿(子方)が身代わりになると申し出た。苦渋の選択で我が子幸寿を討ち満仲に届け美女丸を匿う。報告を受けた満仲は幸寿を養子にと言われるが既に出家し自分も世を捨てたいと心を抑え申し上げた。比叡山の僧都(ワキ)が尋ねてきて満仲の怒りを解き、美女丸を引き渡す。

仲光は親子和解のめでたい酒宴にて舞を舞うが我が子の忠義を思い悲しみを堪える。

解 説

この曲ほど現代社会の中にどのように成立させていくか難しい曲はないかと思われます。
仲光の心中とは?武士道とは?親子とは?皆様と共に考えていきたい曲です。

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