曲目

雲雀山(ひばりやま)

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Hibariyama

ストーリー

右大臣・豊成(ワキ)は讒言を信じて、我が子中将姫を雲雀山中で殺せと命じる。しかし、命ぜられた従者(ワキツレ)は殺すことができず、乳母・侍従(前シテ)と二人で山中に姫をかくまった。侍従は姫を養うため、里へ花を売りに出かける。

ある日、右大臣・豊成が供をつれえ雲雀山に狩にやって来る。そこに、姫を想う余り心乱れた侍従が豊成一行に花を買ってほしいと頼む。花を買ってもらった侍従は続いて花や鳥に託して姫の境遇を語り舞う。

それを見ていた豊成は花売りが乳母であることに気付き、姫の所在を尋ねるが、まだ疑いのある侍従は、姫は亡くなったと答えるが、豊成の後悔の涙を見て心打たれ、姫のいる山中の庵へと案内する。豊成、姫、侍従の三人は互いの変わりように涙しながらも再会を喜び、都へと帰って行く。

解 説

継子イジメ?のため嘘の忠告を信じてしまい、娘を殺せと命ずる父。しかし家来、乳母は主君に背いて姫を隠し育てます。なんか心温まりますよね。狂女のフリ?をして花を売り歩く姿、後の豊成との偶然の再会にも毅然とした態度で接するところなんかもとても好きです。

乳母のそういう『クールなシンの強さ』が舞台で感じさせることが出来ればいいナと思います。その後、中将姫はそういったことが原因か知りませんが、出家して当麻曼陀羅を織り上げるという伝説の人となります。この時殺されていたらこれもなかったでしょうネ。

あと、間狂言の賑やかな狩の様子も面白くて楽しいです。

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